個人でetcカードを持つ場合には、発行してもらうカードの枚数は1枚で十分です。仕事で使う場合でも、レジャーに使う場合でも、お財布の中に1枚入れておけば必要な時にサッと取り出して使うことができます。しかし、法人の場合には、企業の規模や従業員の数によってはそう簡単に1枚でやりくりできるわけではありません。社用車が何台もあったり、一度に複数の従業員が高速道路を使うことになる場合などには、必然的にetcカードの数も複数あったほうが便利と言うことになります。

 

そのため、法人のetcカードは、複数枚を発行してもらえるカードがたくさんあります。カードの種類ごとに発行可能な枚数の上限は決められていますが、カードによっては上限がないというものもあるので、ニーズに合わせて選びやすくなっているのが特徴です。カードの発行枚数が複数枚になることで、1枚発行してもらう場合とどんな違いがあるのでしょうか? まず、カードを発行する場合には発行手数料がかかります。カードごとに手数料の金額は異なりますが、1枚当たり500円〜1000円ぐらいと考えると良いでしょう。複数枚を発行してもらう場合には、発行手数料が多くかかることになります。

 

また、法人のetcカードを持つ場合には、年会費としてカード1枚ごとに費用がかかります。年会費はカードの種類によって異なっていて、発行枚数に関係なく1万円というものもあれば、カード1枚ごとに1000円となっているものもあります。複数枚のカードを発行してもらう場合には、こうしたかかる経費も計算しながら、賢くカード選びをしたいものですね。

 

ちなみに、カード発行枚数に上限が決められていないのは、JCB法人カードとなっています。ただし、etcカードだけでの発行は行っていないので、法人クレジットカードを持っている人が付帯カードとしてetcカードを発行してもらうことになります。法人クレジットカードを持っていると、高速道路利用だけでなく、経費で落としたいものの支払いにも利用できるので便利ですね。このカードの場合、etcカードには年会費はかかりませんが、クレジットカードの方に年会費が1万円かかるという仕組みになっています。

 

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