40代になると、自動車保険の選び方もいろいろ多様化してきます。例えば、子供がいない40代なら、20代、30代からの無事故歴を維持することによってノンフリート等級がかなり上がりますから、保険料も安く抑えることができます。一方、子供がそろそろ自動車を運転する年齢に差し掛かる40代になると、自分が加入している自動車保険に子供も特約として追加するのか、それとも子供は子供自身の自動車保険に加入させるのかを、保険料によって決断しなければいけません。

 

まず、若い頃からずっと無事故を通し、ノンフリート等級が最高の20等級になった場合には、年間の保険料相場は3万円〜5万円程度となります。車両保険をつけてもこの相場は、かなりリーズナブルと言えるでしょう。車両保険を付けない場合には保険料はさらに安くなり、相場は2万円から3万円程度が一般的となります。

 

また、自分が運転していた車をそのまま未成年の子供に譲り、かけていた保険も合わせて引き継ぐ場合には、通常なら21歳未満だと割高になる自動車保険でもノンフリート等級をそのまま引き継ぐことができるので、ディスカウント率が適用されて保険料を安く抑えることができます。その場合には、年間の保険料は新規契約する場合と比べるとずいぶん安くなり、車両保険を付けた場合でも4万円〜7万円程度となります。

 

さらに、40代になると自動車保険に付帯することができる様々な特約もできれば目を通しておきたいものです。自動車保険の中には、怪我や病気をした時に利用できる医療保険が特約として追加できたり、ペット保険や地震保険など、自動車の運転とは関係ない特約などもたくさんあります。また、万が一の時に自分を守ってくれる弁護士特約などもつけることができます。あれもこれもと複数の保険に加入するよりも、自動車保険の特約としてつけたほうが全体にかかる保険料を安く抑えることができるので、保険を見直す際にはそうした特約にも気を配ってよく比較検討してください。