YAMAHA、HONDA、SUZUKI、KAWASAKI、ハーレーダビッドソン、ボスホス、タイタン、インディアン、ローコン、BMW、トライアンフ、ゴディエ・ジュヌー、モトグッチなど世界のバイク製造メーカーをそれぞれ解説しています。

 

ヤマハ発動機(YAMAHA)

●本社:静岡県磐田市新貝2500
ヤマハ発動機株式会社公式サイト
●解説:1955年1月に日本楽器製造の社内事業としてオートバイの生産を開始し、同年7月1日分離してオートバイ製造販売を本格的にスタートさせました。現在ヤマハ発動機はヤマハグループの中ではトップの売り上げを誇っています。因みにヤマハ発動機サッカー部はJリーグ・ジュビロ磐田の元となっております^^

 

1955年富士登山レースや浅間火山レースに出場し既存メーカーであるホンダなどを抑えて優勝、オートバイメーカーとして一躍その名を世に轟かせました。レースに積極的に力を入れ1975年宮城県村田町にテストコース(後のスポーツランドSUGO)を建設しております。現在もロードレースの世界で他メーカーとしのぎを削っており、2004年からMotoGPクラスで2年連続シリーズチャンピオンにもなっております。

 

オートバイ製品としてはグランドマジェスティ400、XJR400R、ドラッグスター400、SR400、T-MAX、XJR1300、ドラッグスター1100、YZF-R17等の人気車種が販売されております。

 

YZF-R1

 

本田技研工業(HONDA)

●本社:東京都港区南青山2-1-1
本田技研工業公式サイト
●解説:本田宗一郎がが創業した日本を代表する自動車メーカーです。1946年静岡県浜松市に本田技術研究所を開設したのが事業の始まりで、当初は内燃機関などを製造していました。1948年に本田技研工業株式会社を設立し本格スタートを切りました。因みに現在では自動車、オートバイだけでなく二足歩行ロボット「アシモ」の開発でも注目を浴びています。二輪車の製造販売で一躍HONDAの名を世界に轟かせたのは、全世界通算で5000万台が製造され大ヒットを記録した「スーパーカブ50」です。オーバイ史の中では名車中の名車です! その後スポーツモデルにも積極的に力を入れ、これまでに数多くの名車を世に送り出しています。

 

オートバイ製品としてはXR230、FTR、XR250、VTR、ホーネット、ブイツインマグナ、フォルツァ、PS250、フォーサイト、フュージョン、シルバーウイング400、CB400 SUPER FOUR、CB400SS、シャドウ、XR400モタード、シルバーウイング600、CBR600RR、CB750、シャドウ750、VFR、CBR1000RR、ゴールドウイング等の人気車種が販売されております。

 

CBR600RR

 

スズキ株式会社(SUZUKI)

●本社:静岡県浜松市南区高塚町300
スズキ株式会社公式サイト
●解説:軽自動車のスズキとして有名ですが、オートバイの世界にもスズキはその名を轟かせています。ハイパワー・エンジンで業界の自主規制値となった2サイクルのRG250ガンマなど80年代爆発的な人気を呼びましたね。50ccレーサーミニとして発売されたGAGも人気でした。また400cc、650ccクラスのビッグスクーターもスズキが一番に開発し発売をしました。因みにこのビッグスクーターは日本よりもヨーロッパで大人気ですね。

 

オートバイ製品としてはヴェクスター150、バンバン200、ジェベル250XC、グラストラッカー、ST250/E、スカイウェイブ250、SV400/S、イントルーダークラシック400、スカイウェイブ400、DR-Z400、インパルス、ブルバード400、GSR400、スカイウェイブ650、SV1000S、 バンディット1200、バンディット1250、GSX1400等の人気車種が販売されております。

 

GSX-1300R HAYABUSA

 

川崎重工業(KAWASAKI)

●本社:兵庫県神戸市中央区東川崎町一丁目1番3号神戸クリスタルタワー内
川崎重工業公式サイト
●解説:1878年に川崎正蔵が「川崎築地造船所」として設立したのが川崎重工業の元となっています。現在では「ガスタービン機械カンパニー」「航空宇宙カンパニー」「車両カンパニー」「汎用機カンパニー」などの事業がありますが、二輪車等の製造事業である汎用機製造の売上比率が約3割を占め、現行事業の中では一番大きな重要な収益源となっております。1958年に二輪車用エンジンの製造を開始したことがきっかけで二輪車メーカー事業に進出。以後、大型車&大排気量のカワサキ製オートバイが全国のバイクファンの間で人気を呼び続けています。因みに50ccバイクは製造販売されておりません、そのあたりにもカワサキのこだわりが見えます。

 

オートバイ製品としてはバリオスII、Dトラッカー、エストレヤRS/カスタム、エリミネーター250V、スーパーシェルパ、250TR、ZZR250、KLX250、エプシロン250、ゼファーカイ、ZRX400/II、ZZR400、W400、W650、ZR-7S、ゼファー750、ゼファー1100、ZRX1200R/S等の人気車種が販売されております。

 

EX-4

 

ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)

●V型水冷DOHCレボリューションエンジン
●本部:アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー市
ハーレーダビッドソン公式サイト
●解説:1903年にアーサー・ダビッドソン、ウォルター・ダビッドソンのダビッドソン兄弟と、ウィリアム・シルヴェスター・ハーレーにより設立。大排気量空冷OHVとV型ツインエンジンが特徴。日本では1912年に初めて輸入され、当初は「陸王」の名で販売されていました。現在でも根強いファンがおり、その魅力に取りつかれたハーレー愛好者が多いです。
またハーレーダビッドソン内にはビューエルという社内ブランドがあり、これはハーレーダビッドソンのエンジニアだったエリック・ビューエルが1983年にオリジナルバイクであるRW750開発をきっかけにして、1986年ビューエルモーターサイクルカンパニーを設立しスタート。1998年ハーレーダビッドソン社に買収されハーレーブランドとなりました。

 

 

ボスホス(BossHoss)

●V8オートマチック 2スピード/502 BIG BLOCK 2スピード
●本部:アメリカ合衆国テネシー州ダイアーズバーグ市
ボスホス公式サイト
●解説:超大型車を製造するメーカーとして有名でオートバイ以外は三輪車(トライク)を製造しています。日本法人(ボスホスジャパン)は栃木県足利市にあり、2006年にボスホスサイクル東京がオープンしました。シボレー製水冷V型8気筒OHV2バルブが搭載され、最高出力355ps、総排気量5,730cc等のラインナップがあります。

 

タイタン (Titan Motorcycle Company)

●本部:アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス
株式会社イージーライダース(国内正規ディーラー)
●解説:1994年設立、ハンドメイドに近い形で生産されるのが特徴のメーカーです。車両1台ごとに職人1人というスタンスで、バイクユーザー一人一人の嗜好に応えこだわりが反映される通好みのメーカーであったが、2001年に一度倒産。その後タイタン社買収でブランドが復活し、規模は縮小されたがこだわりのスタンスは健在となっています。フェニックス、サイドワインダー、ゲッコー、ラジカルリジッド、ボバーズ 等が主なモデルとしてある。

 

インディアン (Indian Motorcycle Manufacturing Company)

●本部:アメリカ合衆国ノースカロライナ州キングスマウンテン
●解説:1901年にジョージ・M・ヘンディとカール・オスカー・ヘッドストロウムにより設立されたアメリカ老舗中の老舗であるバイクメーカーがこのインディアンモータサイクルです。「ボーイスカウト」「チーフ」で一躍オートバイメーカーとして大ブレイクを果たし、1920年代から1950年代にブランドを築きましたが1953年経営不振でEND。1999年にオーナーが変わり一時復活を果たしましたが2003年再びオートバイの生産は中止されました・・・。

 

ローコン(Rokon)

●本部:アメリカ合衆国ニューハンプシャー州ロチェスター
●株式会社ノースウェスト(輸入・販売)
●解説:後輪だけではなく前輪も駆動する2WD=二輪駆動を売りとした1958年創業のオートバイメーカーです。汎用4サイクルエンジンを搭載、排気量160cc〜174cc、最高出力5.5〜6.6psで道なき道を行く二輪マシンとして特化している。レンジャー、トレールブレーカー、スカウト等の独特のゴツイ車体が印象的。日本では長野県の株式会社ノースウエストがレンジャーの輸入と販売をおこなっています。

 

BMW

●本部:ドイツ・バイエルン州ミュンヘン
BMW Japan
●解説:BMWはバイエルン原動機製造株式会社の略で高級車ブランドとして名高いですがオートバイメーカーとしても製造をおこなっています。1916年、当初は航空機用エンジンメーカーとして社名BFW社として創業され1917年社名が「BMW」となりました。2輪車の製造は1923年にスタートされております。水平対向2気筒エンジン、乾式単板クラッチ、シャフトドライブなどBMW製オートバイ独自のシステムが組み込まれている車種が多い。Kシリーズ(直列4気筒エンジン)、F650シリーズ(単気筒エンジン)等の人気シリーズがあります。

 

トライアンフ(Triumph)

●本部:イギリス
●解説:シーグフリード・ベットマンにより1886年設立された老舗メーカーでしたが、経営悪化により1983年に一度倒産。その後1991年に新しい会社ヒンクレー・トライアンフとして復活し、ロードスポーツモデルである「アーバンスポーツ」、ネイキッドの「モダンクラシック」などの人気モデルを出しており、その独特のデザインが日本でも人気を呼んでいます。映画『トルク』や『ミッション・イン・ポッシブル2』『ミッション・イン・ポッシブル3』にもトライアンフのバイクが登場しています。

 

ゴディエ・ジュヌー (GODIER GENOUD)

●本部:フランス・サンジュリアン
●解説:1974年&75年ヨーロッパ耐久レース優勝者であったG・ゴディエとA・ジュヌーによって1975年に設立されたメーカー。川崎重工業製のオートバイのカスタムメーカーですね。有名な車種としては、川崎重工業製Z1000Jをフレーム・足周り・冷却系等を強化しカスタマイズした1135Rがあります。他に1000GG、1300GG、650Raid、GG650R、Z650GG、ZXR1000等。

 

モトグッチ(Moto Guzzi)

●本部:イタリア・ロンバルディア州マンデロ・デル・ラリオ
福田モーター商会(日本国内正規ディーラー)
●解説:1921年創業、空冷縦置き90°Vツインエンジンとシャフトドライブが特徴のイタリアでは最も古い老舗オートバイメーカーです。デュアルパーパスのステルビオ、クルーザーのベラッジオやカリフォルニアシリーズ 、ネイキッドの1200スポルトやグリーゾシリーズにブレヴァV1100、ツアラーモデルの ノルジェ1200GT等の車種を販売しています。日本では福田モーター商会が正規ディーラーとなっております。