合宿で免許を取る場合には、最初の1週間は教習所内で技能クラスを取得して、自動車の運転に関して基本的な操作を学びます。そして、合宿を初めてちょうど半分の1週間目あたりで仮免取得のための試験を受け、合格すれば仮免と言うことになります。仮免を取得したら教習所の外に出て一般道路を運転することになるわけですが、これは合宿の後半1週間をかけて行うことになります。そして、合宿の最終日には卒業試験を受け、合格すれば卒業証書を持って家路につくことができます。

 

もしも仮免に合格できなかったらどうしよう?卒業試験に落ちてしまったら?と不安な人も多いと思います。教習所によりますが、合宿免許はギリギリのスケジュールで組まれているので、試験に落ちてしまうと予定通りに卒業して帰宅することができません。通学の場合でもそうですが、緊張したり、道路に何かが飛び出して来たりして予期せぬ事態が起こってしまうこともありますし、教官が一度でもブレーキを踏んでしまうと、その時点で試験に不合格と言うことになってしまうので、合宿期間中に卒業できない人も少なくないのです。

 

合宿免許の場合には、試験に落ちても期間を少しだけ延長して再チャレンジできる教習所はたくさんあります。特に、24歳以下の年齢の場合には、期間延長しても追加料金がかからない教習所がとても多く、帰宅する場合には必ず免許を取得できますと保証してくれている教習所もあります。

 

しかし、年齢が25歳以上になると、こうした保証がついていない教習所が圧倒的に多くなり、卒業検定の再試験に追加料金がかかったり、宿泊は2,3日の延長は無料でもその後は追加費用がかかるなど、いろいろな費用がかかる可能性があります。そのため、年配の人で一発合格できる自信がない場合には、もしかしたら合宿免許ではなく通学する方がリーズナブルに免許取得までこぎつけられることもあります。

 

もし、期間延長してもなかなか合格できない場合には、免許取得を一度あきらめるという選択肢もあります。少し期間を置いて再チャレンジすることもできますが、その場合には合宿を受けた教習所でなければ再チャレンジできないので、気を付けましょう。